こんにちは!
「海外経験を活かして働こう!」ワーホリキャリア.com代表の平渡です。

新型コロナウィルスが発生してから2年以上の時が経ち、世界はコロナと共存する「ウィズ・コロナ」の時代に移行しつつあります。

それに伴い経済活動も動き出し、国境を越えて移動する人の流れも少しずつですが戻ってきています。

このままいくと数年で再びインバウンド(外国人訪日観光客)の盛り上がりが復活し、多くの企業の海外進出の動きも活発化することになると思います。(その証拠に、私達のところには「海外経験がある人材の採用をしたい」という相談が増えてきています。)

これは即ち、海外経験があるワーホリ・留学経験者の皆様にチャンスが訪れることを意味します。

そしてこのチャンスを活かすためには、周到な準備が必要です。

今回はその準備の一環として「ワーホリ・留学経験を企業にしっかりPRする方法」というテーマについて皆さまにお伝えさせて頂きます。

企業のワーホリ・留学経験に対する評価とは?

まず始めに、企業は「ワーホリ・留学経験についてどのように考えているのか?」について見ていきたいと思います。

文部科学省管轄の「トビタテ!留学JAPAN」が実施した「就職活動と留学に関する意識調査」(2017年6月)によると、

留学経験のある人材を積極採用したいと回答した企業の採用担当者は62.1%留学経験が仕事で役立つと考える企業は80.4%

となっています。

留学経験は就活で有利?面接官に響くアピール方法を紹介(doda)
https://campus.doda.jp/career/job/000420.html

「企業からの評価が低い」と言われがちなワーホリ経験についてはどうでしょうか?

「海外就業体験が若年者の職業能力開発・キャリア形成に及ぼす影響に関する調査研究」(厚生労働省)によると

国内328社に質問したアンケートでは、8割にあたる260社が「ワーホリ帰国者など海外で働いた経験のある人を”積極的に”採用したい。」と回答。なかでも、一度ワーホリ経験者を採ったことがある企業はその働きぶりに満足しており、3分の2以上の企業が「また採りたい。」と回答。

という結果が出ています。

ワーホリって本当に企業から評価されないの?(あうとりがー)
https://ryugaku-career.com/column/c068/

このように多くの企業では「留学・ワーホリ経験者」の採用に前向きであることが分かっています。

但しここで1点注意していただきいのが、現実問題としてはワーホリから帰国後キャリアダウンしてしまう方が多いという点です。

関連記事:ワーホリは帰国後の就職に不利になるのか?
https://hirawatari.xsrv.jp/waholikikokufuri/

このワーホリ・留学経験を活かしてキャリアアップ出来る方と、出来ない方の違いは一体どこにあるのでしょうか?

ワーホリ・留学経験を企業にPRする方法

ワーホリ・留学経験が帰国後の就職・キャリアに有利に働くか?を決めるポイントは大きく分けて2つあります。

1つはワーホリ・留学経験を通じて「どのような経験・スキルを身につけたか?」です。

関連記事:海外経験を帰国後の就職にどう活かすか?(まとめ)
https://hirawatari.xsrv.jp/overseas-experience-howtowork/

そして2つ目は「ワーホリ・留学経験をどのようにPRするか?」です。

いくら良い経験・スキルがあってもこの価値が企業に伝わらなければ意味がないため、このテーマはとても重要です。

よって今回はこの「ワーホリ・留学経験をどのようにPRするか?」について3点アドバイスをさせて頂きます。

①ワーホリ・留学を通じてどんな経験をして、何を身につけたか?を「具体的に」説明する

まず大切なことはワーホリ・留学経験を通じて「具体的に」どんな経験をして、何を身につけたか?をしっかり説明することです。

海外経験と言えば「語学力」や「異文化体験」をPRする方が多いと思います。

勿論この2つは海外だからこそ経験し、身に着けることが出来る貴重なものですのです。

しかしワーホリ・留学経験を通じて経験して、身に着けたことは他にも沢山あると思います。

例えば

・海外で語学力をアップするために具体的にどのような努力と工夫をしたのか?

・海外で直面したトラブルや困難をどのように乗り越えたのか?

・海外で日本の魅力や課題をどのように現地の方々に説明したのか?

・海外と比較して見えてきた日本の魅力や課題は具体的に何なのか?

etc・・

これらは一見キャリアとは関係ないように思えるかもしれませんが、企業から見た時に大きな魅力に感じて頂けることが多々あります。

理由は今後のビジネス展開はどんどんグローバルになるため、グローバル人材に必要とされるこのような経験やスキルは日本で得られない貴重なものだからです。

よって皆さまが海外で得た経験やスキルについては客観的に観察・整理をして、企業にしっかりPR出来るようにして下さい。

②ワーホリ・留経験を通じて得た経験・スキルが「就職する企業にどのように役立つか?」を説明する

2つ目に大切なのが、①で得た経験・スキルが「具体的に就職する企業にどのように役立つか?」をしっかり説明することです。

結局のところ、企業が一番関心があるのはこの点で、採用の合否を決めるポイントもここにあると考えて間違いありません。

いくら良い経験・スキルがあっても相手企業の役に立たなければ価値を生み出さないので、この点にはしっかり留意をして下さい。

③海外から見た日本を見て、「今後日本や日本人がどうあるべきか?」についての意見を持つ

私が特におススメしたいのがこの3番目海外から見た日本を見て、今後日本や日本人がどうあるべきか?」についてあなたなりの意見を持ち、企業にPRすることです。

私は多くの日本企業の課題の1つが「グローバルな視点で物を見られる人材が少ない」ことにあると考えています。

よって単なる経験・スキルのPRだけでなく、

グローバルな視点で「日本が今後どのような将来に向かったらより良い方向に向かっていくのか?またそのために企業はどのようなことをしたら良いのか?」について意見を持ち、発言することに大変価値がある

と考えているのです。

これは「意見が素晴らしい」ということ以上に「グローバルな視点での問題意識を持ち、その問題に対して自分自身の意見を持っている」ということ自体に価値があると考えています。

理由は企業はあなたの「現在の価値」もさることながら、「将来の価値=数年後にその企業でどのような役割を担ってくれるのか?」という期待感を持ってあなたのことを評価するからです。

これからの時代は今まで以上にグローバル感覚を持ったマネージャーやリーダーが必要とされます。

よってこの3番目のテーマについても意識して頂き「グローバル時代の日本人としてしっかり意見を言える」ようにして下さい。

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如何でしたでしょうか?

ワーホリ・留学経験は多くの企業から評価されているにも関わらず、それを活かせる人と活かせない方がいるという現実があります。

特に若い時の海外経験は人生100年時代のキャリアを構築していくために、大変貴重なものです。
(私も21才の時にカナダに留学した経験が、今のキャリアに大きく活かされていると痛感しています。)

但しこの「貴重な経験がしっかり企業にPR出来ないとその価値が企業に伝わらない」という残念なことになりかねません。

よって今回の記事を参考に、あなたの海外経験を帰国後の就職・キャリアに最大限活かして頂けたら大変嬉しく思います!

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