こんにちは!
「日本と世界をつなぐ」ワーホリキャリア.com代表の平渡です。

以前このブログで「帰国後の就職で企業が評価する3つの海外経験」というテーマについてご紹介させて頂きました。


関連記事:帰国後の就職で企業が評価する「海外経験」とは?
https://hirawatari.xsrv.jp/kikokugosyuusyoku-kigyouhyouka/

この記事は総論的なアドバイスでしたが、その後「帰国後の就職で役立つ海外経験」についてもっと具体的で詳しい内容を知りたいというご意見をいくつか頂きました。

よって今回は「ワーホリから帰国後の就職で武器になる海外経験」を個別に3点ピックアップして、各テーマ毎により詳しいアドバイスをさせて頂きたいと思います。

①ワーホリ後の就職で武器となる「海外経験」~多国籍チームワーク~

私がワーホリから帰国後の就職で大きな武器になる海外経験の筆頭に挙げるのが、「多国籍の方々とチームを組んで働いた経験」です。

理由は多くの日本企業では急速に進む少子高齢化の影響を受けて「外国人従業員の採用を増やしている」のですが、この多国籍な外国人チーム作り(マネジメント)が上手くいかずにトラブルが頻発しているという課題が存在していることにあります。

そしてこの「外国人マネジメント」が上手く機能していない最大の理由の1つに、「外国人をマネジメントが出来るマネージャー(上司)不足」が挙げられているのです。

参考:外国人部下を持つ日本人上司の意識・実態調査(パーソル総合研究所)
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/research/activity/data/management-of-foreigners.html

上記の通り人材採用支援大手のパーソル総合研究所は「外国人部下を持つ日本人上司の意識・実体調査」を行いました。

この調査レポートによると

●30.0%の方が「外国人受け入れノウハウがなく、手探りの状態」と回答

●20.0%の方が「外国人のマネジメントは自分には荷が重いと思う」と回答

●34.3%の方が「上司自身のストレス度も高い」と回答

という結果が出ており、「上司自身の離職リスクが高まっている」という非常に危うい状況までもが浮き彫りになってきています。

一体何故このような結果になってしまっているでしょうか?

日本人上司は外国人部下のマネジメントをしたくないからでしょうか?

いや、決してそんなことはないと思います。

このような結果を招いている理由は非常にシンプルで

「多国籍な外国人の方々とチームを組んで働いた経験がある日本人上司が、圧倒的に不足している」

というのが答えになると思います。

その結果日本人上司はやる気はあるのだけれども

●「多国籍の方との接し方が分からないので、このような結果につながってしまった」

というのが現実的な解釈になると思います。

よってこの課題を解決するための有効な方法の1つは、シンプルに

●「海外で多国籍の方々と働いた経験がある方を外国人部下の上司に抜擢する」

というものです。

そしてこのような人材は具体的に誰になるのか?と言えば、

海外で多国籍の方々と働いたり生活した経験があるワーホリ・留学経験者の皆様

になる訳です!

ちなみに外国人材を受け入れる際に、受け入れショック(ネガティブな想定外)を感じる項目についての調査結果は

1位:外国人材の自己主張が強かった 45.1%

2位:外国人材の昇給の要求が強かった 39.6%

3位:外国人材の仕事内容に対するこだわりが強く、指示したことをやらないことがしばしばある 37.9%

となっていました。

上記の外国人受け入れショックを感じるトップ3は確かによくみられる傾向です。

しかしこれらはマイナス要因(=欠点)とも言えますが、見方を変えたらプラス要因(=長所)に転換できる可能性が高い性質のものなのです。

例えば

●自己主張の強さ=意見や提案がどんどん出るので相手に対する理解が深まり、事業改善のためのフィードバックをもらいやすい。

●昇給への要求が強い=頑張った分は給与があがるインセンティブ制を導入することにより、より高いパフォーマンスが期待できる。

●仕事内容へのこだわりが強い=事前にどのような仕事をどのレベルまでやるか?を明確にすることにより、成果を計測しやすくなる。

etc・・

外国人の接し方に慣れている上司であれば、上記のように外国人の部下の方が持っている特性をマイナスポイントと見るのではなく、プラスの力に転換することが可能になると思うのです。

参考:外国人が嫌う日本のマネジメントとは(パーソル総合研究所)
https://rc.persol-group.co.jp/column-report/202007090001.html

ここまで見て頂いた通り海外経験で大きな武器になる筆頭は「多国籍な外国人のマネジメント」が出来ることにあり、このような人材は企業から引っ張りだこであると言っても良いと思います。

 

②ワーホリ後の就職で武器になる「多国籍客への接客経験」

帰国後の就職で特に大きな武器になる海外経験の2番目に挙げさせて頂くのが、「多国籍のお客様に接客・販売した経験」です。

この理由は

●「多くの日本人が多国籍な外国人の方々にモノを売ったり接客したりすることが苦手」

であるため、海外で多国籍の方々に接客・販売経験をした経験は多くの企業から重宝される可能性が高いことにあります。

実際に「日本人が多国籍な海外の方に対してのアプローチ(接客や販売)が苦手であること」は実に多くの方から指摘をされています。

例えば
●日本は海外の方に対して「おもてなし」を武器にしているつもりが、「外国人は日本のおもてなし文化に悪印象を持つことが多い」
という指摘があります。

参考:日本人の「おもてなし文化」に、外国人が悪印象を抱くワケ(幻冬舎 ONLINE)
https://gentosha-go.com/articles/-/22373

別のテーマでは日本企業は下記の理由により「海外での交渉が苦手」であると指摘されています。

●日本人は「性善説」が前提であることが多いが、海外は「性悪説」を前提に交渉を進めることが多い。

●日本人はムラ社会(集団社会)の習慣が強く、自分の意見を強く言わない傾向がある(海外では非常に不利になる)

●日本人は交渉スキル自体が弱い。

etc・・

参考:日本人の国民性からくる交渉下手の理由
https://keiei.proweb.jp/column/a003/48/760/938/

さらには日本人は下記の理由により「海外でモノを売るのが苦手」だという指摘もあります。

●メイドインジャパンを過信しすぎている。

●日本人と現地の人の好みの違いを理解していない。

●「プロダクトアウト」の考え方が強すぎる(海外では「マーケットイン」の発想が重要)

etc・・・

参考:「ビジネスの極意」なぜ日本企業が海外で苦戦するのか(サライ)
https://serai.jp/living/375916

残念ながらこれらの指摘は非常に説得力のあるもので、あながち否定が出来ません。

一体何故このような結果になってしまっているでしょうか?

この答えは非常にシンプルで

「多国籍の方に接客・販売した経験がある日本人が非常に少ないから」

だと言えると思うのです。

ちなみに上記で見て頂いたように、海外の方に接客・販売をすることが苦手な理由は決して「語学が出来ないから」という訳ではありません。

英語力(語学力)が高くても、ある一定期間外国人の方々を相手に仕事をした「経験」がないとこの能力はなかなか身につかないところが大きなポイントです。

それではこの問題をどのように解決したら良いのでしょうか?

この答えもシンプルに

●「海外で多国籍の方々に対して接客・販売経験をしたことがある方をどんどん登用する」

ということになると思います

今回のケースでも上記の条件に該当する方は具体的に誰になるのか?と言えば、

海外で多国籍の方々と働いたり生活した経験があるワーホリ・留学経験者のみなさん

になる訳です!

このように世界中の方々を相手に接客・販売が出来る人材は、グローバル展開&インバウンドの強化を進める企業から非常に重宝されることは間違いありません。

よって

●「この点をしっかり意識して海外生活を送るのか?」

それとも

●「何も考えずに海外生活を終えてしまうのか?」

の間には大きな違いが生まれることになります。

 

③ワーホリ後の就職で武器になる「日本の魅力の再発見!」

ワーホリから帰国後の就職で武器になる海外経験の3番目に挙げさせて頂くのが、「海外から見た日本の魅力の再発見」です。

日本には素晴らしい魅力が沢山ありますが、「灯台下暗し」という言葉があるように日本国内にいるときには意外とその魅力に気づかないものです。

一方で一度海外に出て外から日本を見ることにより「日本の多くの魅力に気が付いた」という経験をお持ちの方は多いと思います。

この「海外から見た日本の魅力の再発見をした経験」は、多くの日本の企業にとって非常に魅力的なものになる可能性が高いのです。

理由は

●「これから多くの日本企業が日本の商品・サービスを多国籍な海外の方に売っていく必要があるから」

という点にあります。

先ほどお伝えした通り、日本人は海外の方にモノやサービスを売るのが苦手だという指摘が沢山あります。

また急拡大するインバウンドマーケットにおいても

●「日本のおもてなし」を通じて外国人の方に喜んで頂くつもりが、相手への理解不足により「おもてなし」がかえって外国人の方々に悪印象になってしまった

ということがあちこちで起きてしまっているというとても残念な現実があります。

一体どうしてこのようなことが起こってしまうのでしょうか?

その答えはシンプルに「海外の方から見た日本の魅力は具体的にどのようなものなのか?」をしっかり把握できている人材がとても少ないことにあると思うのです。

「日本の地方の魅力」を理解して外国人の方々にその魅力をPRする


特にインバウンドを通じて地方創生を成し遂げたい方々は、地元の方々の独りよがりではなく

●「その地域が持つ具体的に何が外国人にとって魅力的なのか?」

をしっかり理解してインバウンド対策に取り組む必要があります。

そしてこの

「地方の具体的な魅力」を発見するために何よりも効果的な方法が「海外に出て、現地の方から見た日本の魅力を知る」こと

だと思うのです。

実際に海外の方からみて「日本の地方には多彩な魅力がある」という嬉しいデータがあります。

ジャパンブランド調査2019によると

●「日本には独自の文化を持つ地方が存在すると思う」と回答した方が78.7%

●「日本の地方に行ってみたい」と回答した方が83.4%

となっています。

参考:日本の地方は魅力的?~高まる日本の地方への関心~(JAPANブランド調査2019/電通報)
https://dentsu-ho.com/articles/6863

これはとても嬉しいことですよね!

そして地方創生に力を入れたい方は、このチャンスを見逃すのは大変勿体ないと思いませんか?

このように日本の地方に興味を持って頂いている外国人の方々は沢山存在しています。

しかしこのような方々に実際にその地域に来て頂くためには一体どうしたら良いのでしょうか?

一つの有効な答えは

「海外に一定期間滞在し、海外からみた日本の魅力を理解した人材を登用する」

ということになると思います。

このような人材は日本の魅力を理解できるだけでなく、

●「その魅力をどのような形で外国人の方々に伝えたら良いか?」

を海外でリアルに経験している方が多いと思います。

 

そして上記の条件に該当する方は一体誰になるのか?と言えば、

海外で多国籍の方々と接してきた経験&海外から見た日本の魅力を再発見したワーホリ・留学経験者のみなさん

になる訳です!

このように海外から見た日本の魅力が理解できる方は、グローバル展開&インバウンドの強化を進める企業から非常に重宝されることは間違いありません。

但しそのためにはアンテナを高く立てて意識して日本の魅力を再発見するように努めないと、折角の海外経験がボンヤリしたもので終わってしまいます。

よってワーホリ・留学経験を通じて「海外から見た日本の魅力を再発見できる!」という貴重な経験・武器を最大限活かして、帰国後の就職活動を成功に導いて頂きたいと思います!

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如何でしたでしょうか?

ワーホリ・留学経験者の方々にとって

●「多国籍な外国人な方をマネジメント出来る」

●「多国籍の外国人の方々に接客・販売が出来る」

●「多国籍の外国人の方からみた日本の魅力を理解できる」

ことはとても大きな強みでありチャンスになると思います。

よってこの強みを最大限に活かして、ワーホリ・留学から帰国後の就職を成功させて頂きたいと思います!

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